金継ぎベルリン

天然素材で器の修理

金継ぎベルリンは貴方と器のための工房です。
大好きな器と末長くつれそっていくために。
金継ぎベルリンでは天然漆によるお直しとワークショップをおこなっています。


金継ぎとは?

金継ぎは漆と金属粉等をつかい、陶器の割れや欠けを修復する日本の伝統的な技法です。金継ぎでは欠けやひびを視覚化することで、唯一無二のものとしての価値をみいだします。


漆のこと

漆は東アジアを中心に生育する漆の木から採取される樹液(天然樹脂)です。
樹液の採取は漆掻きとよばれる熟練した職人による手作業でおこなわれます。1本の木から約200ミリリットルの樹液しかとれません。
漆掻きのあと木は枯れてしまいますが根元から新芽を出し、つぎの漆の木へと命をつないでいきます。

金継ぎベルリンについて

工房創設者の智子(さとこ)は数年前、南ドイツの大学院で修復を学んでいたときに金継ぎと出会いました。彼女の金継ぎ方法は日本の伝統的な漆継ぎをベースに、ドイツの金粉や箔をつかい気軽に修理できるよう工夫したものです。器好きな皆様のお手伝いができればと、2020年、ベルリンに住居兼工房をオープンさせました。

ワークショップ

毎月第3土曜日の11時から12時まで、漆をつかった金継ぎの手法でお気に入りの器をお直ししていただけます。
参加費(1回60ユーロ)には材料費が含まれています。
損傷の程度により複数回の受講で完成させていただけます。お持ちになった器のお直しに何回程度の受講が必要か、現地でアドバイスさせていただきます。連続して受講していただく必要はありません。遠方にお住まいの方やトライアルを希望される方にはトライアル用の素材も用意してありますので一回のみの受講も可能です。

ご予約が必要です(ワークショップ会場またはオンラインにて)。参加者が2名に満たない場合は、講座は開催されません。この場合、前日までに電子メールにてお知らせします。

このワークショップは18歳以上の方を対象としています。漆(ウルシオール)によるアレルギー反応を避けるため、皮膚炎をお持ちの方やアレルギー体質の方は漆を使った作業をしないようお願いします。漆を重合した金継ぎは、無毒で、食品にも安全です。

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Kostenlos

修理サービス

1. ひびの補修:30ユーロから

(約8つの作業工程、仕上がりまで最短5週間)

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基本料金: ひびの補修、5cmまで:30ユーロ 
5cm以上のひびは追加1cm毎に2ユーロ
 
追加料金:
両面に金使用: 5ユーロ(1cm毎)
片面のみ金使用: 3ユーロ(1cm毎)
両面に銀使用: 3ユーロ(1cm毎)
片面のみ銀使用: 2ユーロ(1cm毎)

2. 欠けの補修:50ユーロから

(約10の作業工程、仕上がりまで最短7週間)

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基本料金: 欠けの補修(一箇所、 1cm²まで):50ユーロ
1cm²以上の欠けは追加1cm²毎に3ユーロ

追加料金:
両面に金使用: 16ユーロ(1cm²毎)
片面のみ金使用: 9ユーロ(1cm²毎)
両面に銀使用: 8ユーロ(1cm²毎)
片面のみ銀使用: 5ユーロ(1cm²毎)

3. 割れの補修:40ユーロから

(約10の作業工程、仕上がりまで最短7週間)

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基本料金: 割れの補修(一箇所20cmまで):40ユーロ 
20cm以上の割れは追加1cm毎に2ユーロ
 
追加料金:
両面に金使用: 5ユーロ(1cm毎)
片面のみ金使用: 3ユーロ(1cm毎)
両面に銀使用: 3ユーロ(1cm毎)
片面のみ銀使用: 2ユーロ(1cm毎)

 

まずは器やオブジェの写真を添えてメールでお問い合わせください。定規やメジャーなどといっしょに撮影いただけますと、大体の大きさがわかりますのでスムーズです。メールでだいたいのお直し代と期間をお伝えさせていただきます。
最終的なお直し代・期間はオブジェをお受け取りしたあと再度メールでお伝えさせていただきます。

参考1:割れ (20cm以下) + ひび (5cm以下)

漆継ぎ:50ユーロ
金継ぎ両面:55ユーロ

合計 105 ユーロ

参考2:欠け (2cm² )

漆継ぎ: 43ユーロ
金継ぎ両面:30ユーロ

合計 73ユーロ

参考3:割れ (27cm) + 欠け (1cm² 以下)

漆継ぎ:84ユーロ
銀継ぎ両面: 54ユーロ

合計 138 ユーロ

参考4:割れ (5箇所、36cm) + 欠け (1cm² 以下)

漆継ぎ:152ユーロ
金継ぎ片面:116ユーロ

合計 268ユーロ

ワークショップ

漆をつかったDIY金継ぎ

日程が決まり次第、当ホームページからご予約いただけます。

ギャラリー

画像の一部はフローリアン・ライスシャワー氏 (florianreischauer.com) とエレナ・カプラ氏 (elenacapra.com)によるものです。

© Satoko Toyoda 2023